アイデア次第で感動を生む
梱包プラスαでブランディング

ネット上での商品市場において箱といえば梱包するためのアイテム。そうイメージするのも当然のことでしょう。しかし近年はそれだけではありません。配送されてきた箱を手にした時、さらに箱を開けた瞬間にいかに「わぁ!」と心を躍らせることができるか。商品を見る前から感動を与える工夫は、これからのネット市場で必ず差が出るテクニックだといえるでしょう。今回は他社に差をつける「開封」について考えてみましょう。

少しの工夫で大きな反響
梱包の考え方もブランディング

むき出しの段ボール箱や紙袋だとどうしても味気がないし、商品の中身と箱の大きさがマッチしていない。これではただの梱包するための道具ですが、ほんの少しの変化、例えば目立つように会社や商品のロゴを印刷するだけでも印象が変わります。しかし、この商品を包むためのオリジナルの箱という風に手を加えることで商品と箱と合わせてブランディングできることになります。

iPhoneやmacbookといったアップル社の製品は白いシンプルな箱に、内側の仕切りのスペースも本体、付属品がしっくりとはまるように工夫されており、箱を手にし、開いた瞬間から同社の商品だと認識することができます。

多くのユーザーが特別な梱包をしているオンラインストアからリピートするというデータもあります。では、どのようにしてユーザーに感動を与えていけるのか考えてみましょう。

 

実際にできることを紹介

箱(パッケージ)は第一印象の鍵

パッケージについては第一印象になります。段ボール箱はもともとリサイクル率の高い商品なので、ご自身の会社がエコを重視しているのであれば積極的に使うのがいいと思います。しかしこれだけではインパクト不足なので、やはりカラーリングやロゴの配置などで印象を変える必要があるでしょう。また、植物由来のたい肥になる紙などもあり、こうしたパッケージは「環境に配慮している」との印象を与えることにつながります。ただ、特別なパッケージは導入するのが高価だというマイナス点もあります。

 

緩衝材でプレミアム感を

緩衝材については新聞紙や気泡緩衝材、エアクッションなど、さまざまなものがありますが、やはり感動を呼び起こすことは難しいでしょう。緩衝材についても色つきのものや梱包用のカンナくずなどがプレミアム感を醸し出してくれます。

 

ノベルティやサンプルを同梱

梱包する商品と一緒にノベルティグッズを入れるのもいいでしょう。特に、かさばらないステッカーはノベルティとして最適なだけではなく、梱包を閉じる際にテープの代わりに使うことで特別感を演出してくれます。

もし他の商品の無料サンプルがあるのであれば、一緒に入れるのも1つの手。例えばコスメの場合はファンデーションの商品を買っていただいた場合、コンシーラーや化粧水のサンプルをつけてみましょう。別の商品を実際に使っていただくことでアップセルやクロスセルにつながるかもしれません。

何といっても手書きのお手紙!

一番、感動していただけるものは何といっても手書きのお手紙でしょう。心のこもった紙のカードはネット上での取り引きにおいて一番欠けがちなもの。あなたの温かいメッセージは必ずお客さまの心に響き、あなたのお人柄という何にも代えることができないブランディングを確立してくれることになります。しかも、物理的な経費はほぼ掛かりません。

 

感動を生むのは中身だけじゃない

運ばれてきた梱包を手に取った瞬間、また、開いた瞬間からすでに勝負が決まる可能性があります。ネット市場では、商品単品だけでなく、他社と違う感動を梱包段階でお客様に訴求することが大切になります。今回紹介したメソッドで、ぜひ商品だけでなく総合的に「あなたのお人柄」をブランディングしてみてください。

 


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