マイナス要因をプラスに変える
梱包の水濡れ対策

商品発送のトラブルの一つに水濡れ問題があります。冷凍したものの発送や、雨や雪の多い季節には、箱や袋はもちろん、緩衝材などにも気を配りたいものです。特にご商売をなさっている場合などは、湿って形が崩れた箱で届けてしまってはお届け先に好印象を与えることどころか悪印象に。ですが、段ボールや紙袋には水濡れ防止のはっ水加工が施されているものもあるんです。今回はそんな雨や雪、結露などの水濡れを防止するアイテムを紹介します。

 

段ボールの水濡れ問題
2種類の加工で商品の使い分けを

発送する際の素材で最もポピュラーなのは段ボール箱。しかし段ボール自体が水で溶かしてリサイクルされるように、水濡れにはとても弱い素材といえます。しかし水に濡れても多少は大丈夫に加工された段ボールもあります。「はっ水段ボール」と「耐水段ボール」の2種類です。

はっ水加工

はっ水段ボールは表面にはっ水加工を施すことで、多少の水滴なら弾いて紙に水が染みるのを防ぐことができます。野菜や冷凍したもの、生花などの発送に適しています。多少の雨でも大丈夫なので、雨や雪が続く季節にも積極的に活用したいものです。またはっ水加工は、内側、外側、両面と3種類ありますので、用途によって使い分けてください。

 

耐水加工

はっ水加工をさらに強化し、長い時間水にさらされても強度がさほど落ちないように過剰されています。鮮魚や水気の多い農産物など、水に濡れる可能性が高いものはコチラを選ぶことをお勧めします。
耐水加工の段ボールには特殊なフィルムでラミネートされたものもあり、水を入れても長時間使えるものも。発送する際の箱だけではなく、タオルや洗剤など水回りの収納ボックスとしても活用可能です。

 

まさに水濡れ対策の王道
劣化がない発泡スチロール素材

発泡スチロール製品は、その98%が空気でできているので「断熱性」「軽量性」「緩衝性」など優れた特長があり、多くの分野で使われています。もちろん今回のテーマである「耐水性」については申し分なく、特に鮮魚など生鮮食品の鮮度を保ったまま消費地に運ぶことができるので、魚=発泡スチロールというイメージの方も多いと思いますが、緩衝性も抜群のため、リンゴなど、果物の発送にもよく使われます。

外装としてではなく、家電やOA機器、机、ラックの四隅のガードなど、緩衝材として使われているのもよく見かけますね。

 

用途に合わせて使い分けを

段ボール箱と発泡スチロールの箱、2つの代表的なものを紹介しましたが、もちろん、あられのケースなどでおなじみのブリキ缶(金属製ケース)。段ボールよりさらに耐久性や耐水性に優れる「プラスチックダンボール」(プラダン・段プラ)などもあります。大きさをオーダーメイドできるのもメリットです。
これらの素材を上手に使い分けることにより、水濡れ対策にしっかりと務めることで送り先への印象が大きく変わりますので、ご質問などがございましたら、ぜひご相談ください。

 


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